Article by: Jenn Mueng
先日、Cursor Cloud Agent との連携機能をリリースしました。これにより、Seer がバグを見つけたときに、その問題に関して Sentry が持っているコンテキスト一式を添えて Cursor に渡し、修正コードを書いて PR を作成させることができるようになりました。
完全自動&検証済みのコード修正
これからは、実際に稼働しているコードベース環境の中で、コーディングエージェントを自律的に動かすことができます。しかも、すべてバックグラウンドで実行されます。
Seer が問題を検知し、根本原因を分析すると、その結果と問題のコンテキストを Cursor Cloud Agent に送信できます。
エージェント側では次の情報を受け取ります。
- Issue のコンテキスト一式:スタックトレース、ブレッドクラム、ユーザーインパクトなど
- Seer の Root Cause Analysis:実際に何が壊れているのかに関する詳細な分析結果
- あなたの稼働中コードベース:Cursor Cloud Agent は実際のコードベース全体にアクセスでき、コードの実行も可能
あとは、あなたがコーヒーを取りに行っている間に、エージェントが自律的に作業を進めてくれます。戻ってくる頃には、あなたのリポジトリにはエージェントが作成した PR がすでに用意されています。
使い方は 2 通り
手動トリガー
任意の Issue の「Seer Root Cause Analysis」カードから、Find Solution ボタン横のドロップダウンをクリックし、Cursor Cloud Agent を起動できます。特定のバグだけをピンポイントで任せたいときに最適な使い方です。

自動ワークフロー
Seer Automation を設定すれば、特定タイプの Issue について Cursor を自動トリガーできます。Seer の設定画面で、オートメーションの「終了地点」として Cursor Cloud Agent を選択してください。これで、最重要(もしくは、もっとも厄介な)バグが、自動的に修正キューへ送られるようになります。

何ができるのか
これまでも、多くの方が Seer の Root Cause Analysis をローカルの Cursor エージェントにコピペして、そこからデバッグを続けていましたが、今回の連携により、そのコピペが不要になります。
Cursor Cloud Agent がローカルの Cursor IDE の Agents タブにそのまま表示されるため、そのエージェントを起点に、手元でさらにイテレーションしたり、デバッグフローをスムーズにつなげることができます。
また、Cursor Cloud Agent は「実際に動いているコード環境」を立ち上げた上で動作するため、型チェック、Lint、テストの実行も可能です。これにより、Issue を自動でトリアージし、マージ可能な状態の修正まで効率的に進められます。
3ステップで始める
セットアップは数分で完了です。
- Sentry で Settings > Integrations に進み、Cursor Agent を探します。
- Install をクリックし、Cursor の API キーを入力します(Cursor 側の Account Settings > Integrations > User API Keys で確認できます)。
- Sentry で Settings > Projects > [Your Project] > Seer に進み、Seer の「Stopping point(終了地点)」として Hand off to Cursor Cloud Agent を選択します。
これで、リポジトリ上に Cursor Cloud Agent が作成した PR が現れ始めます。
詳しくはDocsをご確認ください。Sentry をまだお使いでない場合は、まずは無料サインアップからお試しいただけます。
Original Page: Seer can now trigger Cursor Agents to fix your bugs
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